公立大学法人富山県立大学本学は、1990年（平成２年）に誕生し、今年で34歳になりました。この間、入学定員は当初の260名から、2024年４月には515名になりました。また、より機動的な大学運営のため2015年４月に法人化し、地域の看護の期待に応えるため2019年４月に看護学部を富山市に開設。2024年４月にはデジタルの教育研究のために情報工学部を設置して、３学部の体制としました。2020年４月、2022年４月には、中央棟とＤＸ教育研究センターをそれぞれ供用開始し、2026年には情報工学部棟も完成予定で、最先端の教育研究環境の一層の充実に力を注いでいます。さらに、今後の卒業生に求められる、デジタルの力を活用して暮らしや社会を変革する情報・ＤＸ（digital transformation）教育研究を、工・情報工・看護の３学部で進めています。国際性を磨く国際的な共同研究に学生が参加する機会を増やし、起業家精神（アントレプレナーシップ）を身に付けられるよう大学として取り組んでいます。
私たちの住む地域には、国際的に誇れる優れた技術を活かし、暮らしと社会をより幸せにするために、若い技術者や研究者の活躍に期待する多くの企業があります。富山県立大学は、地域の知の拠点として、地域産業界や自治体との連携のもとで、独創性と実行力を兼ね備えた、世界で活躍する人材の育成と高度な研究開発を進めていきます。
令和６年（2024年）４月