どんなことを研究できる学科ですか。
医薬品ができるまでの「研究・開発・製造」3つのプロセスを幅広く専門的に学ぶことができる学科です。「製薬化学工学講座」「バイオ医薬品工学講座」の2つの講座に分かれており、それぞれの分野を専門的に学んでいきます。「製薬化学工学講座」では薬のもとになる化合物の研究や、物質や医薬品材料の研究・分析などを行っています。「バイオ医薬品工学講座」ではタンパク質から細胞、動物について一通り学び、人体や病気の仕組みを理解した上で、どうしたら病気になるのか、病気に対してどんな薬を作れば良いかなどを研究しています。富山県は昔から「富山の薬売り」がルーツとなる薬に縁の深い土地でした。現在でも製薬や分析などを行う企業が多くあります。さらに最近ではバイオ研究を行う企業もできており、学びを活かす先の進路も広がっています。
医薬品工学科 古澤 之裕 准教授
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高校では正解のある問題に対して、いかに正答を導き出すかが求められていますが、大学では答えのない問題に対して、自主的に考え課題解決をする力が求められます。もちろん大学に合格をするための受験テクニックは必要ですが、身近なものに対し、「これはどうなっているのだろう?」と疑問に思い、「自ら考える力」を高校生の段階からつけていって欲しいと思います。こうした考える力は、就職をして企業で働くとしても、大学院で研究を続けるにあたっても必ず役立ちます。
私の研究室では主に腸管免疫に関する研究を行っています。人の細胞の数は37兆個とされているなかで、腸内には40兆個もの細菌が棲息しています。それほどの数の多い細菌ですから、体に対する影響力も大変大きいわけです。腸内細菌の乱れは全身の健康状態を左右することがわかってきており、腸の病気の原因となることはもとより、アレルギーやうつ病、心臓疾患、がんなどにも影響があると言われています。私の研究室では、主に口の中に入れるもののなかで腸内細菌に良い作用を及ぼすものにはどんなものがあるのかを探しています。近年、「腸活」というワードが注目をされており、みなさんもメディアなどで良く耳にする機会も多いと思います。この研究はそれに近いイメージです。また、腸内細菌代謝物による免疫調節メカニズムに着目し、代謝物の標的となる分子に対する薬剤を用いた免疫のコントロールについて研究をしています。これらは将来の薬づくりの基礎となるような研究です。
学生の雰囲気はいかがでしょうか。
工学部の中では女性の比率が多く、男女比が半々程度で、学年によっては女性の方が多い学年もあります。学生は皆活発ですが、真面目できちんとしている学生が多い印象です。就職先の企業からの評判も良く、勤勉な学生が多いという評価を受けています。2017年に設立された比較的新しい学科であるため、最新設備が揃っており、実験・研究をするにあたって恵まれた環境です。また、学科の1学年あたりの人数として35~40人程度と、少人数教育を実施しているため、先生と学生の距離が非常に近いですね。温和な先生が多く、親身に学生の指導を行っています。勉強が上手く進んでいない学生がいたら、面談をして対策を一緒に考えるなどのサポートもしています。
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