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先輩VOICEVoice

先輩Voice 2026年
海外挑戦記
シリコンバレー・アントレプレナー研修
シリコンバレーで学んだ、能動的に生きる強さ
大学院工学研究科 電子・情報工学専攻 修士2年
斉藤 光汰
富山県立大学の情報工学部 情報システム工学科を志望した理由を教えてください

「かたちのないもの」を作る面白さと、社会の仕組みを動かす情報システムの魅力

空き箱でワニを作ったりグルーガンを握ったりと、「どうしたら面白いものが作れるか」を考えるのが大好きな子どもでした。高校時代に進路を考える中で、「形はないけれど、無限の可能性が広がる『情報』の分野でものづくりができたら格好いいな」と思ったのが、情報システム工学科を志望したきっかけです。高校生の頃はまだ具体的なイメージは持てていませんでしたが、パンフレットやWEBサイトを読み込む中で「観光地の人流データを分析し地域活性化にどう活かすか」を実践的に追究している研究室の研究内容に強く魅力を感じました。地元・富山県の県立大学で学費が抑えられる点も、大きな後押しになりました。

「シリコンバレー・アントレプレナー研修」での経験と、得たことを教えてください

シリコンバレーで体感した起業家の熱量と、プロアクティブに生きる強さ

大学生活の中で最大の転機となったのが、本場のシリコンバレーへ「起業家精神(アントレプレナーシップ)」を勉強しに行く研修です。「海外に行ってみたい」「現地の暮らしを肌で感じてみたい」という純粋な好奇心に加え、最先端のビジネスや技術が生まれる現場を体感したいと考え参加しました。そこで目にしたのは、日本ではまだ難しいことにも次々と挑戦する「やってみなよ!(Just do it)」という圧倒的な能動性でした。Googleの遊び心あふれる創造的なオフィスや、スタンフォード大学の学生たちの意識の高さに強い刺激を受けました。
滞在中は、到着初日に飛行機が3時間遅れるハプニングがあり、予定を変更して街の公園へ散歩に出かけたところ、偶然遭遇した現地の結婚前夜パーティーでタコスをご馳走になるという貴重な経験をしました。人々の寛容さに触れ、「自分の固定観念に固執しなくていいんだ」と心が軽くなりました。私はもともとコミュニケーションが得意な方ではなく、英語で現地の人と話すことにも不安がありました。ただ、せっかくシリコンバレーへ行くのなら、一般的な翻訳アプリを使うだけではもったいないと思い、自分でアプリを作って持って行くことにしました。そこで開発したのが、知っている単語や身ぶり手ぶりを交えて楽しく会話する「出川イングリッシュ」をヒントにした、「出川式イングリッシュAI」です。現地では、このAIをiPadに入れてコミュニケーションに活用しました。自分で作ったものをきっかけに会話が生まれ、現地の方から「クールだね!」と言ってもらえたことが、とてもうれしかったです。研修を通して、得意ではないことや不安なことがあっても、まず自分なりの方法で挑戦してみれば、思いがけない出会いや良い出来事につながる可能性があると実感しました。

研修での経験が活かされていることは?

主体的な姿勢がさらに加速。自ら考えて判断する次世代システム・ロボット開発への挑戦

もともと自分から考えて動くのが好きでしたが、シリコンバレーで「まず動く」という生き方をブーストされた経験は、現在の大学院での研究姿勢に活かされています。本を読んで知識として知っていることと、実際に自分で手を動かして開発をすることとは全く違うと確信できたからです。
このマインドを活かし、「状況に応じて自ら考えて動くロボット(自律型システム)」の開発に挑んでいます。例えばドブさらいをするロボットなら、あらかじめ決まった動作をプログラムするのではなく、「壁を避けたい」「ここは泥が深いから重点的にやろう」といった、人間が自然に行っている常識的な判断や臨機応変な対応を、システム自身が自律的に行えるようにするイメージです。大学で学ぶ力学の知識や、生成AIを支えるLLMなどの先端IT技術を組み合わせ、指示されなくても“良きに計らう”ことができる、そんな賢いモノづくりを目指して、失敗を恐れず日々能動的に研究に励んでいます。

富山県立大学を目指している高校生の皆さんに、応援メッセージをお願いします!

大事なのは「何がしたいか」。少人数だからこそチャンスに手が届く、最高の環境がここにある

大学院の修士課程に進んだ今、受験生の皆さんに一番伝えたいのは「偏差値だけで大学を選ばないでほしい」ということです。大事なのは、入った後に「自分は何がしたいのか」です。化学でも、数学でも、人助けでも、何でも構いません。自分の中に「この問題を解決したい」「これが好きだ」という軸があるかどうかがすべてです。
富山県立大学は少人数制だからこそ、チャンスがすぐ目の前に転がっています。私が挑戦したシリコンバレーのアントレプレナー研修も、現在のロボット開発システムの研究も、自分が「やりたい」と手を伸ばせば、すぐに届く環境が整っています。富山県立大学は、自分のやりたい問題を見つけ、それを解決するために研究をとことん突き詰められる場所です。みなさんの心にある「やってみたい」という想いを、ぜひこのキャンパスで大きな挑戦へと変えていってください!


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