看護学部生に対しての印象を教えてください。
県大の看護学部と言えば、少人数教育や看工連携などたくさんの特徴がありますが、やはり「看護ケアとユマニチュード(患者さんの人間らしさを尊重し、絆を築くケア技法)」かと思います。このカリキュラムが学部の中に系統的に入っているのは本学の特徴です。世間では他人と話すことが苦手という人が増えていると言われていますが、本学部の学生は、心を込めたコミュニケーションが自然に身についている気がします。
看護学部/大学院看護学研究科 木谷 尚美 教授
応援メッセージをください。
高校生の皆さんには「看護って、広いよ」ということを伝えたいと思います。看護の対象は様々です。また病院で働くだけではなく、例えば「救急や災害現場で活躍するナースになる」「高齢者施設で働く」「地域で働く」「海外で支援活動をする」など、本当に様々な働き方、働く場があります。看護職としてどこでどんな風に働きたいのか、漠然とした形で構いませんので高校生のうちに考えてみるといいのではないでしょうか。本学では今年の春「大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)」が設立されました。看護職者としての専門性をより高め、深く学んでいくこともできます。皆さんの夢や目標を叶えられる環境が本学には整っています。たくさんの方に来ていただけるのを楽しみにしています。
私は老年看護学が専門なのですが、特に認知症ケアをテーマに、ずっと研究を続けています。12年ほど前になると思いますが、当時からよく「認知症だけにはなりたくない」という声を耳にしていました。認知症になっても自分らしく住み慣れた地域で暮らし続けることはできないだろうかと問題意識を持ち始めました。「認知症の人がこれまでに歩んできた人生や思いを知ることは困難なことも多く、だったら元気なうちに自分史や今の思いを残しておくことは極めて意義深い」と考え、研究をスタートしました。今のように終活とかエンディングノート、ACP(人生会議)というようなことが言われる前のことですね。直近では健康な人だけではなく初期認知症の方々も対象とし、この取り組みを行っています。
学生の雰囲気はいかがでしょうか。
本学は、やさしくて素直な学生が多いですね。あとは、みんな真面目にコツコツ努力できる、しっかり者です。実習に行っても「患者さんとのコミュニケーションの取り方が上手だなあ」と感じることが多いです。つい先日も実習先の看護師さんが「学生さんが来てくれると患者さんがみるみる笑顔で元気になる」と言ってくださいました。ここ数年、コロナ禍で通常とは違った形での学習にもかかわらず、そういった状況にもめげず学生たちは前を向いてがんばっています。
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