バイオテクノロジーの教育・研究拠点
生命現象を工学的視点から研究する生物工学(バイオテクノロジー)の役割はますます大きくなっています。生物は様々な化学物質を介して活動しています。本学科では、この化学物質を介した生命現象を解明し、化合物の機能や生命現象の機構を利活用する研究を行うため、化学と生物学を重視した教育プログラムを実施します。すなわち、有機化学、生化学、分子生物学を基盤とし、これらを酵素化学、応用微生物学、食品科学、植物工学、生物情報学まで発展させ、幅広い生物工学の知識や考え方を身に付けた人材を育成します。自然環境と調和するバイオテクノロジーによる豊かな社会をつくり、生命・食・環境にかかわる課題を解決する研究を展開します。

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めざせる資格
- 上級
バイオ技術者 - 危険物取扱者
- 毒物劇物
取扱責任者 - 放射線
取扱主任者 - バイオインフォ
マティクス技術者
動画で見る生物工学科
教員クローズアップ
どんなことを学べる学科ですか。
生物工学科では、化学と生物を基盤としたバイオテクノロジーに関する幅広い分野を学ぶことができます。生物工学とは、生物を化学的な視点で捉え、工学的に応用して利用する学問です。たとえば、微生物を培養して薬のもととなるような化合物を生産する研究や、酵素を使って有用な物質を大量生産する研究、植物中ではたらく化学物質を特定する研究などが行われています。学科には7つの講座があり、機能性食品や遺伝子に関する研究をしている講座もあります。
学生さんは3年生の前期を通じて、各講座の研究分野に関連する実習に集中して取り組みます。この実習により基礎的な実験技術と知識を学びます。その後、後期から研究室に配属され、本格的な研究活動に入ります。


応援メッセージをください。
大学では、学びたいことを自分で決めることができます。そして、それを学べる、研究できる環境が富山県立大学にはあります。生物工学科は、最新の研究設備が充実しており、最先端の研究ができる環境が整っています。
富山県には多くの医薬品関連企業があり、高度な専門職に就く機会があります。さらに、大学院に進学してレベルの高い研究に挑戦する学生も増えています。生物工学科では幅広い研究が行われており、その中から自分のやりたいことが必ず見つかります。学生たちは、入学時の期待以上に満足しながら卒業していきます。
私たちは、有機合成化学と計算化学を基盤技術として、生物活性物質の合成と設計に関する研究を行っています。生物がつくる有機化合物の中には、薬のもととなるような重要な生物活性を持つものもあります。それらを、生物自体が沢山作ってくれればいいのですが、そうでないものや、より有用な改変した分子構造を、有機合成化学により人工的に作り上げる研究しています。分子の合成では、実際に反応をさせてみないと分からない場合もあり、計算化学による予測・シミュレーションを利用することで、効率的な有用分子の合成と創製を目指しています。
学生の雰囲気はいかがでしょうか。
勉強や研究に真剣に取り組む学生さんがとても多い印象です。大学生活を通して目覚ましい成長を遂げる方も多く、その成長にはいつも驚かされています。
生物工学科には学年ごとに約40名の学生が在籍し、20名前後の教員が指導にあたっています。そのため、学生一人ひとりに対して手厚い指導が行われています。少人数の環境のため、学生たちの仲も非常に良いですね。実験の多くは時間がかかるため、時には夜遅くまで取り組むこともありますが、学生たちは楽しんで実験を行っているように思います。
卒業生の就職状況


学部ジャパンメディック、陽進堂ホールディングス、大和薬品工業、日東メディック、富山小林製薬、富士薬品、安全性研究センター、新新薬品工業、東亜薬品、富士フイルム富山化学、十全化学、厚生連高岡病院、テイカ製薬、リードケミカル 院(※)富士フィルム富山化学、ニッポンジーン、富士薬品、日本カーバイド工業、立山化成、インテック、陽進堂ホールディングス、クラシエ製薬、リードケミカル
学部ツムラ、東洋ビューティ、興国インテック、MCシステムズ、寿製薬 院(※)日本化薬、中外製薬工業、イーピーエス、神戸天然物化学、ツムラ、新日本科学、朝日インテック、日泉化学、日本電子、アピ、キッセイ薬品工業、シミック、アズワン、黒金化成、アメリエフ、プロノハーツ、住友理工、フジインコーポレーテッド、日産化学、丸善製薬
※院は生物・医薬品工学専攻
先輩VOICE





