
富山県立大学は、自宅から近いこともあり、小学生の時に「ダ・ヴィンチ祭」に訪れたことがあります。高校生になってから、オープンキャンパスに参加して、キャンパスのきれいさや設備に圧倒されました。
進路については、以前から漠然と遺伝子や生物の進化といった分野に興味があったので、生物工学科を選択しました。入学した時点では、具体的に「何をするか」までは決めてはいませんでした。学年が進むにつれて、やりたい方向性が見えてきて、研究室を決めました。
2024年8月から9月にかけて3週間ほど、アメリカのポートランド州立大学に留学しました。富山県立大学だけでなく、他の大学と合同で留学するプログラムでした。午前中は、クラスに分かれてアメリカでの生活に必要な日常的な英会話を学び、午後からは自分の好きなテーマのカリキュラムを選ぶことができ、私はポートランドの文化について学びました。学校が早く終わるので、他の大学の学生と街にでて遊んだり、ファーマーズマーケットに出かけたりして、とても楽しかったです。
ホームステイ先はフランス系メキシコ人の家庭で、中国・韓国の学生と一緒でした。文化の異なる国の人々と触れ合い、生活を共にする中で、自分の中の価値観など、いろいろと考え直す機会になりました。
3週間英語の環境にいたので、耳が英語に慣れ、自然に聞き取ることができるようになりました。
日本では「過去形」や「複数形」など細かく文法を気にしていましたが、実際にはそこまで気にしないで話しても通じたことは大きな自信につながりました。帰国後は、英語でのコミュニケーションが怖くなくなり、道に迷っている外国の方に道案内することができました。
また、留学前は、研究で使う機械の取扱説明書が英語で書かれていると、初見で「ムリ!」と思って諦めそうになっていたものが、「なんとかなる」と思えるようになり、前向きに取り組めるようになりました。現在はリモート会議やSNSで、海外が近くなっているので、仕事をするうえでも、英語は武器になると思います。
生物工学科には、色々なタイプの学生・教員がいます。生物・化学に興味があればおすすめです。
富山県立大学の生物工学科は、研究室の分野が広くたくさんあるので、有機・食品・バイオ・遺伝子などに少しでも興味があれば、私のように入学したときにはやりたいことが漠然としていても、2年間学ぶうちに、方向性が見えてくると思います。
大学の特徴のひとつとして、先生方と学生の距離が近いことがあげられます。勉強や研究のことだけでなく、先生が教員に至るまでに積んだ社会経験の話やちょっとしたプライベートな話で会話が弾みます。自然にチームワークが生まれることで、研究が円滑に進みます。
キャンパスも広く、のびのびとした学生生活を送れますよ!
「今しかできない」「その時にしかできない」ことにチャレンジして色々な体験をしてください。