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先輩VOICEVoice

先輩Voice 2025年
留学体験
マレーシア国民大学
異文化の中で研究に挑戦し、視野が広がった貴重な留学体験
大学院工学研究科 生物・医薬品工学専攻 修士2年
安藤 麻乃
県大の工学部医薬品工学科に進もうと思った理由はなんですか?

高校生の頃から、医薬品や化粧品に興味がありました。薬学部ではなく工学部を志望したのは、創薬だけでなく製造工程まで、医薬品の一連の流れを学びたいと考えたからです。そうしたことができる大学を全国で探した中で、富山県立大学はまさに理想の場所でした。
高校3年生の6月には一人でオープンキャンパスに参加し、実際にキャンパスの雰囲気を体感しました。特に印象に残っているのが、先生方や先輩方の対応のあたたかさです。どんな質問にも親切に答えてくださり、「ここなら安心して学べる」と感じたのを覚えています。進路選びでは、生物工学科と医薬品工学科のどちらに進むか迷っていたのですが、医薬品や化粧品について学びたいという自分の興味に対して、どちらの学科がより適しているのか、生物工学科、医薬品工学科の双方の教授のお話を伺うことで納得して進路を決めることができました。

留学での経験と、留学で得たことを教えてください。

修士1年の9月、研究の一環としてマレーシア国民大学に2週間あまり滞在しました。私の研究室ではマレーシア国民大学と共同で「マイクロニードル」の生物評価を行っており、マレーシア国民大学では動物ではなくヒトの皮膚を用いた評価が可能です。また、医学部の方々から直接、知識や技術を教わることができ、異分野連携の重要性を肌で感じました。
研究が主な留学の目的でしたが、異文化体験もとても印象的でした。多様な宗教・人種が共存する環境で、日常的にお祈りをする人がいたり、言葉や文化の違いを身近に感じることができました。
研究では、現地の先輩が進めていたプロジェクトに途中から加わり、生物評価やデータ収集の手伝いを通して、共同研究の論文作成にも関わることができました。自分の関わった研究が形になって残るという経験は、大きな自信につながりました。

留学が活かされていることは?

この留学を通して、異なる文化や専門分野の中で研究を進める力が養われました。これまで当たり前だと思っていた考え方ややり方が、実は多様であることに気づけたのは大きな収穫です。
また、宗教や文化、食習慣など、自分とは異なる背景を持つ人々と接する中で、相手を尊重しながら関わる姿勢が自然と身につきました。こうした経験は、これから社会に出ていくうえでの大きな財産になると思います。

高校生の皆さんへ応援メッセージを!

富山県立大学の医薬品工学科は、先生方がとても優しく、6年間を通してその温かさを感じてきました。授業中も丁寧に教えてくださるのはもちろん、個別の相談にも親身に対応してくださいます。研究室に入ってからも、「この研究室に入ってよかった」と感じている学生が多く、教員と学生の距離の近さが魅力です。
研究室に入ってからは、論文の作成や特許の申請方法、外部資金の調達方法なども学ぶことができ、私自身とても成長できたと感じています。
「医薬品」と名前がついている学科ですが、扱う分野は非常に広く、化粧品や材料、デバイスなど、さまざまな切り口で学びを深められます。最初は医薬品に興味があっても、学ぶうちに新たな関心が広がっていくこともあるはずです。
多様な経験を通して、自分の可能性を広げられる場所。それが富山県立大学の魅力です。ぜひ、自分の興味ややってみたいことに素直に向き合って、チャレンジしてみてください!


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