
母と姉が看護師なので、自分も将来は医療系に進みたいと思っていたなかで「自分の興味はなにか」を考えたときに、「薬の開発・研究」に魅力を感じました。
私は県外出身なのですが、富山県は製薬会社も多く、薬で有名なところであり、富山県立大学の医薬品工学科は勉強する環境として理想的だと思い志望しました。
私は今、免疫系の研究をしています。自然免疫が炎症に対してどう働いているのか、薬を作る前段階の治療標的になる物質を探す研究です。薬そのものだけではなく、広い範囲の研究が必要です。将来は製薬会社で研究開発をしたいので、もっと知識を深めるために大学院に進みました。12月には学会で研究を発表する予定です。
雑貨屋さんで、土日をメインに販売・接客のアルバイトをしています。研究には時間がかかりますが、プライベートを重視したい日はあらかじめ予定をたてるなどして、比較的自由にやっています。
学生同士は仲が良く、研究やテストはみんなで協力して乗り切っています。研究室は他の学年も一緒なので、縦のつながりができます。先生との距離も近くて、先生が「気軽にいつでも聞きに来ていいよ」と言ってくれるので、とても質問しやすいです。
県大リケジョは、自分の目的・目標をもって活動している人が多い印象です。
医薬品工学科は、医薬品や薬学はもちろん、化学・生物・数学も学べます。就職先は、薬品・食品・化粧品・化学のものづくりなどに広がっています。高校生の段階で希望する進路が「明確にコレ」と決まっていないひとにもおすすめできる学科です。 受験勉強については、苦手な科目はそのまま終わらせずに、いろいろなひとに相談して克服してほしいです。私も数学の中でも苦手な部分がありましたが、先生や友人に聞いて克服しました。最後まであきらめずに頑張ってください!