先輩Voice 2023年
リケジョ
“苦手だから、やめようかな”とは、思わないでほしい。
大学院工学研究科 機械システム工学専攻 1年
山本 美空
理系を目指そうと思った理由を教えてください。
私の実家はガソリンスタンドで、父は機械工学出身の自動車整備士です。幼い頃から父の仕事に興味があり「クルマって、どうして動くの？」「この部品って、何の役に立つの？」などと尋ねる子どもでした。
高校生になり、文理選択する際に先生が理系を勧めてくれたのですが、もしかしたらずっと前から「自分は理系かも」って思っていたのかもしれません。
県大でのリケジョライフはいかがですか？
学部生（機械システム工学科）だった時には、機械の材料や加工方法などの勉強が中心でした。製図の実習やエンジン模型の分解、溶接の実習なども行っていましたね。現在は、機械の中の摩擦している部分で見られる「摩耗や焼付き」が、どのような過程で発生するのかを解明する研究に取り組んでいます。機械の故障を防ぐという点でも極めて重要なため、日々やりがいを感じながら取り組んでいます。機械システム工学科の同級生の中で女子は私を含め4人だったんですが、本当に仲が良かったですね。4人でご飯に行ったりもしていました。人数が少ない分、関係性は深くなるのではないでしょうか。
富山県立大学を目指している高校生の皆さんに、応援メッセージをお願いします。
私は物理がすごく苦手で、受験校を決める際も先生から「本当に機械系に進むのか」と言われたほどでした。でもどうしても機械の勉強がしたいと思い県大を受験し、合格しました。今は研究していて本当に楽しいし、面白いと感じています。相変わらず物理は苦手ですけどね。
高校生の皆さんも「苦手だから、やめようかな」ではなく、自分の道を突き進むほうが、絶対に後悔しないと思います。
