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月刊ドンマスMonthly “DON-MAS”

Monthly “DON-MAS” Vol.51
2024年4月に新設する情報工学部の、初代学部長就任予定「髙木昇教授」にインタビュー!

2024年4月、富山県立大学は情報工学部を新設し、「情報」を軸とする工学の専門知識とデータサイエンスの専門知識を兼ね備えた人材や、社会の潜在的課題を見極め、解決策を見出す能力を持った人材の育成を目指します。今回、学部長就任予定の髙木昇教授に、教育内容やビジョンなどについて話を伺いました。

時代や企業が求める、高い専門知識を有したIT人材。
この学部で育成し、輩出していきたいと考えています。

富山県立大学情報工学部の教育には、6つの特色があります。

①情報工学部の3学科で重視する「データサイエンスの専門教育」
②潜在的な課題を顕在化し、より良い解決策を見出す思考法「デザイン思考」の教育
③企業で活躍する技術者の生の声を直接聞くことのできる「企業の技術者との連携授業」
④入学定員を基準に、概ね学生3名に教員1名の割合を生かした「少人数教育」
⑤理工系専門科目のみでなく、社会・文化などを広く学べる「教養教育」の充実
⑥キャリアセンターと連携し、就職活動なども手厚く支援する「キャリア教育」

時代も社会も企業も「本当に必要なIT人材が不足している」と声高に叫んでいます。求められるのは、ITの専門知識を確実に身に付けながら多様な知識・教養やコミュニケーション能力、課題解決能力を兼ね備えた、バランスの取れた人材。そしてそのような人材の育成・輩出こそ、本学部の責務であると私は考えています。

理系のデータサイエンス学科を新設。
全国的にもユニークな存在なのではないでしょうか。

最近ではデータサイエンス学部やデータサイエンス学科が多数新設されていますが、多くは「文理融合」の形を取っています。本学の情報工学部で実践するデータサイエンス教育は理系に特化したカリキュラムとなっていますし、特に新設するデータサイエンス学科は理系の学科で高校側からは教育内容が分かり易いと言ったお言葉も頂いています。
これからの時代に求められる能力は「行動力」であると私は考えています。発想や思考を頭の中だけに留めるのではなく、とにかくやってみる。トライアンドエラーを繰り返すことによって、実に多くのものを得ることができます。行動の重要性を学ぶことができる、それが富山県立大学情報工学部です。

教員との距離も、学生同士の距離も近くなる。
少人数教育と、教養教育課程。

高校生の皆さんは「入学したらまず、どんなふうに授業が行われるだろう?」という点が気になるのではないでしょうか。本学は少人数教育が大きな特徴となっています。学生と教員が、互いに気心を知り合える関係。当たり前のようで当たり前でない、理想的な教育の姿かもしれません。
また教養教育課程の複数の授業は、学部によって分けていません。情報工学部も工学部も、さらには看護学部の学生も一緒に学ぶことができるカリキュラムを用意しています。文系、理系、それぞれの教員の専門に根差した深い知識を学び、視野を広げることができますし、共に学ぶ仲間とも、学部の垣根を越えて楽しむことができます。たくさんの人と、様々な経験をしてほしいですね。

社会がもとめる「主体性」も、本学で身につけてほしい。

これからの社会で活躍していくためには、専門知識以外にも多様な知識を学び、いろいろな体験を通じて、人間的に成長していくことが不可欠です。そうしないと、様々な困難に太刀打ちできなくなってしまいます。
とにかく自分で考えて行動する「主体性」を持った人間へと成長してもらいたいです。もちろん本学としても、少人数ゼミや卒業研究などを通じて主体性のある人間形成の支援をしっかりと行っていきます。
情報工学部は、皆さんの思いに応えられる学びの環境であると、確信しています。


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