富山県立大学は、地域産業の活性化のため、大学院(工学研究科)に、社会人のための「高度専門職業能力養成コース」を開設し、企業経営に必要なMOT(技術経営)等の専門知識の修得による知的イノベーション能力の向上を図ります。
富山県立大学大学院研究生「論文準修士コース」
「研究と科目履修を組み合わせた1年間の教育研究コース」です。
企業が求める「経営のわかる若手技術者」の育成を支援します。
研究 | 1テーマについて、指導教員のもと学内外において研究に従事し、修了時までに研究の成果を記した論文(準修士論文)を作成します。 |
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科目履修 | MOT科目(4科目)を含めた5科目について、学内で正規の大学院生とともに受講し、レポートなどで成績を評価します。 |
募集人員 | 各専攻(機械システム工学専攻、知能ロボット工学専攻、電子・情報工学専攻、環境・社会基盤工学専攻 、生物・医薬品工学専攻)若干名 |
大学を卒業した方又はこれと同等の学力があると認められた方で、入学時現在で1年以上の専門的な実務経験を有する方。ただし、留学目的で来日の外国籍の方を除きます。
入学時に離職状態であっても、専門的実務経験があれば入学を志願できます。
毎年4月から1年間
(特別な理由により、4月入学が困難である場合は、10月入学を認めることがあります)
準修士論文の審査に合格し履修科目を修得された場合には、修了証とともに「富山県立大学論文準修士」の称号を授与します。
一定の履修科目(技術経営概論、地域産業論を含む3科目)についてのみ修得された場合には、「富山県立大学テクノマスター」の称号を授与します。
「論文準修士」の称号取得後、本学大学院(博士前期課程)に正規に入学された場合、 受講済の5科目に係る単位(10単位)を入学後に認定します。
また、在学後最短1年間で大学院修了(修士の学位取得)することも可能です。
「論文準修士コース」へ入学される場合には、次の費用が必要となります。
入学考査料 | 9,800円 |
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入学料 | 富山県の住民の方は56,400円、その他の方は84,600円 |
授業料 | 月額29,700円(年額356,400円) |
教員とのマッチングを経て、入学願書及び研究計画書等の提出をお願いします。
(出願期間:令和5年2月1日(水)~令和5年2月28日(火))
富山県立大学 射水キャンパス 教務課教務係
TEL:0766-56-7500 / FAX:0766-56-6182
E-mail:kyoumu☆pu-toyama.ac.jp(「☆」は「@」に置き換えてください)
下記のような幅広い工学分野から研究テーマを選んでいただけます。
環境に配慮した安全で安心な社会の構築を目指した高度な機械工学の専門教育と研究を行います。
熱流体工学部門 | 環境調和のためのエネルギーの高効率変換や有効利用に深く関わる熱流体現象の基礎と応用を研究 |
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固体力学・設計生産工学部門 | 環境調和に基づく機械設計工学とその材料強度について研究 |
材料設計加工学部門 | 環境調和に配慮した新材料や新加工プロセスの開発、研究 |
賢いシステムを設計できる幅広い視野を持つ人材を育むことを目標に、機械・電子・情報工学の3領域にまたがる専門教育と研究を行います。
機能ロボティクス部門 | メカトロニクス技術を基盤とした柔軟で高機能な知能ロボットや医療福祉ロボットの研究 |
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知的インタフェース工学部門 | 視覚や聴覚などヒトの脳における情報処理の仕組みの解明や、ヒトと同じような柔軟な情報処理ができる賢いヒューマン・インタフェース技術などの研究 |
知的センシング工学部門 | ロボット、自動車、工作機械を賢く働かせるシステムを小型・軽量・高機能にするための加工や計測の研究 |
知能情報システム工学部門 | ヒトとロボットが協調して新たな価値を創造する知的情報システムの研究 |
技術革新と情報化社会を支える「情報・通信システム」を対象に教育と研究を行います。
集積機能デバイス工学部門 | 集積回路の基本要素である半導体デバイス、様々な機能を持つ強誘電体材料とセンサデバイス、電力の変換と制御を行うパワーデバイス等の新たな機能や高性能化や、これらによって構成された電子回路やシステムに関する研究 |
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電子通信システム工学部門 | 信頼性の高い無線ネットワークを実現する技術、光波によってモノの内部を高精度に計測し可視化する技術、システム制御の理論に基づく高度なシステム開発に関する研究 |
情報基盤工学部門 | データ伝送や仮想化、人の行動や活動の認識、高度な映像処理・表示の技術に関する研究 |
情報システム工学部門 | センサ利用技術とソフトウェア応用技術を背景とする高度な情報システムや、脳波・心電図等の人間情報を利用した情報システムに関する研究 |
さまざまな環境問題を解決できる幅広い視野を持つ人材を育むことを目標に、環境保全のための高度な専門技術やマネジメントに関する教育と研究を行います。
環境工学部門 | 持続性のある水・土壌資源についての効率的かつ高度利用に関する技術、資源・エネルギーの効率的な循環利用に関する技術について教育と研究を行う。水資源活用技術、水資源の循環利用に関する技術、環境負荷削減のための物質の環境負荷解析・評価技術、生物の機能を利用した汚染環境の修復技術、新規エネルギー利用・貯蔵技術などの研究 |
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社会基盤工学部門 | 安全・安心で持続可能な社会の基礎となる社会基盤の整備に関する技術の教育と研究を行う。水資源の水文学的な評価・開発、地域環境の計画・マネジメント手法、社会基盤施設の構造・材料・メンテナンス技術、地盤・流域保全技術、GISを活用した地域整備技術、河川・海岸の防災・減災、温暖化適応策に関わる研究 |
生命科学に関する新知識(バイオサイエンス)と新技術(バイオテクノロジー)の教育と研究を工学的見地に重点をおいて行います。
酵素化学工学部門 | 環境に負担をかけない有用物質生産の手段として、酵素の工業利用を研究 |
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応用生物プロセス学部門 | 微生物細胞や新開発の酵素を応用し、医薬・農薬等を高効率で生産するバイオプロセス(生産工程)の研究 |
微生物工学部門 | 自然界から抗生物質を生成する等、医薬・農薬へ応用できる有用な微生物を探究 |
生物有機化学部門 | 微生物が生産する物質の化学的特性を探り、医薬・農薬等への応用に向け新たな有機合成法を研究 |
植物機能工学部門 | 植物細胞の持つ機能等を活用し、バイオプロセスや環境修復技術などを研究 |
機能性食品工学部門 | 食品素材やエキス、微生物など幅広い素材を対象として健康増進等に役立つ機能性食品を研究 |
応用生物情報学部門 | ITを応用し、ゲノム関連データ等の生物情報のデータベース化や分析などに関する研究 |
製薬化学工学部門 | 医薬品の化学合成、製剤化や新規薬物送達システム(ドラッグデリバリーサービス)の開発など、医薬品の製造・品質管理に関する研究 |
バイオ医薬品工学部門 | 抗体医薬品・核酸医薬品等のバイオ医薬品の製造やiPS細胞などを用いた再生医療技術の開発などの研究 |