講座紹介
精神看護学ではあらゆる世代の人々を対象にこころの健康に関することを扱います。
看護理論を踏まえた知識や技術を用いて、こころを病む人が求めるケアや適切な関わり方について学びます。
さらに人々の精神的健康増進のための支援や教育方法についての研究も行っています。
教員紹介
教授 田中 いずみ (TANAKA, Izumi)
略歴 |
〈学歴〉
富山医科薬科大学大学院 医学系研究科 修士 (看護学)
〈職歴〉
1982-1997 富山医科薬科大学附属病院
1997-2019 富山大学大学院医学薬学研究部(医学)精神看護学講座
2019- 富山県立大学看護学部看護学科 |
研究テーマ |
看護職者のキャリア発達に関する研究
精神看護学教育に関する研究 |
研究情報 |
- 看護専門学校教員における職業キャリア成熟の構造,富山大学看護学会誌,16(2),151-172,2017.(共著)
- 看護実践における新人看護師の成長のプロセス,富山大学看護学会誌,15(1),1-16,2015.(共著)
- 精神看護臨地実習における看護学生の自己成長感の内容,富山大学医学会誌,25(1),61-68,2015.(共著)
- 新人看護師の看護実践におけるナラティブからとらえた成長の内容,富山大学看護学会誌,13(2),125-141,2013.(共著)
- 看護実践能力の属性による比較と勤務年数,首尾一貫感覚及びスピリチュアリティとの関連,富山大学看護学会誌,12(2),81-92,2012.(共著)
- 精神科リハビリテーション介入におけるエンパワーメント効果,富山大学医学会誌,19(1),35-40,2008.
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研究者データベース |
https://researchmap.jp/itanaka |
講師 遠田 大輔 (TODA, Daisuke)
略歴 |
〈学歴〉
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 博士 (保健学)
〈職歴〉
2007-2010 金沢大学附属病院 看護師
2010-2019 石川県立高松病院 看護師
2019- 富山県立大学看護学部看護学科 |
研究テーマ |
精神科入院者への支援に関する研究
認知症者の家族介護者における介護負担感に関する研究 |
研究情報 |
- 精神科救急病棟における非自発的入院患者の患者満足度の関連要因,精神科救急,22,57-64,2019. (共著)
- Predictors of Potentially harmful behaviour by family caregivers towards patients treated for behavioural and psychological symptoms of dementia in Japan, Psychogeriatrics, 18(6), 357-364,2018. (共著)
- 石川県立高松病院における措置入院患者の臨床的特徴-医療保護入院患者との比較,北陸神経精神医学雑誌,31(1-2),34-40,2017. (共著)
- 精神科救急病棟の医療保護入院患者における入院長期化の関連因子,精神科看護,44(7),68-75,2017. (共著)
- 精神科救急病棟入院患者の再入院に関連する要因の検討,精神科救急,17,123-130,2014. (共著)
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研究者データベース |
https://researchmap.jp/d-toda |
講師 杉山 由香里 (SUGIYAMA, Yukari)
略歴 |
〈学歴〉
富山大学大学院医学薬学教育部 修士 (看護学)
〈職歴〉
2008-2011 目白大学看護学部 助教
2011-2016 独立行政法人国立病院機構北陸病院 看護師
2016-2019 敦賀市立看護大学 助教
2019- 富山県立大学看護学部看護学科 |
研究テーマ |
援助的コミュニケーションに関する研究 |
研究情報 |
- 看護師の基礎的コミュニケーションスキルと援助的コミュニケーションスキルの関連性,日本精神保健看護学会誌,28(1),12-20,2019. (共著)
- 患者の内面的成長に向けた看護師の援助的コミュニケーションプロセス,富山大学看護学会誌,15(2),73-91,2016. (共著)
- 看護師の援助的コミュニケーションスキルと私的スピリチュアリティおよび共感性の関連,富山大学看護学会誌,15(1),17-26,2015. (共著)
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研究者データベース |
https://researchmap.jp/sgym |
助教 浜多 美奈子 (HAMADA, Minako)
略歴 |
〈学歴〉
富山大学大学院医学薬学教育部 修士 (看護学)
〈職歴〉
2008-2011 富山県立中央病院 看護師
2014-2019 医療法人ホスピィーグループ 浦田クリニック 看護師
2019- 富山県立大学看護学部看護学科 |
研究テーマ |
看護学生のアイデンティティに関する研究 |
研究情報 |
- 看護学生としてのアイデンティティと私的スピリチュアリティの関連および看護学生アイデンティティ確立に向けた方策の検討,富山大学看護学会誌,16(2),107-124,2015. (共著)
- 看護学生アイデンティティ尺度(SEINS)の開発および信頼性と妥当性の検討,富山大学看護学会誌,14(1),49-58,2014. (共著)
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研究者データベース |
https://researchmap.jp/m-hamada |
ゼミ紹介
精神看護学ゼミは、教員4名、学生8名(1年生8名、2年生8名)の少人数でアットホームなゼミです。
ゼミ生からのコメントを紹介します。
1年生
大学生活はどうですか?
- 授業では、高校とは違った授業の進め方にまだ少し戸惑っています。この状況のため、先生や友達に質問しにくいという点では不安です。生活では、一人暮らしに少しずつ慣れ始めたり、サークル活動に参加し先輩や初めて会う友達との交流をすることができ、充実しつつあります。(Eさん)
- オンライン授業ですがなんとかやっていっています。思っていたよりもあんまり大学生感はないです。(Iさん)
- オンライン授業での生活には慣れてきましたが、対面授業に切り替わった時の生活はまだ予想できないので、通学などの大変さなどに不安感はあります。(Oさん)
- 大学にはいろいろなところから人が集まるのでみんなと話すたびとても新鮮で刺激的です。今は遠隔授業なのであまり大学に通うことはありませんが、時々通学の機会があると大学生になったんだということを実感します。(Uさん)
精神看護学ゼミはどうですか?
- 少人数なため、皆仲が良く楽しく活動できます。(Yさん)
- とても楽しいです!(Sさん)
- 自分が思いつかなかった考えや視点に触れることができ、面白かったです。(Kさん)
- なれない活動や提出物で失敗してしまうこともありますが、相談すれば先生方にはしっかりサポートしていただけるし分からないこともしっかり教えてくださいます。ゼミの友達とも分からないことを相談し合ったり、たわいのない話をしたりして、ゼミでは大学生としてのあり方を考えることができています。(Uさん)
- 他のゼミと比べ少人数のため話し合いの際に自分の意見が述べやすい。授業で学ぶ内容や課題では自分で調べてまとめる能力や、話し合いから仲間の意見を聞き多様な視点から物事を考える能力が向上したと思います。精神看護学ゼミの先生方も優しく、質問には丁寧に答えてくださるため、雰囲気が良く生徒が学びやすいゼミだと感じています。(Eさん)
いま一番興味のあることはなんですか?
- 今いちばん興味のあることは料理を上手に作ることです。(Iさん)
- 実習に行ってみたいです。行ったとしても、実践できるか不安ではありますが、病院の雰囲気を感じたり、看護師さんが実際に働いている姿を見てみたいです。(Oさん)
- 心理学の授業が面白いです。(Kさん)
- kpopアイドル(Sさん)
- 富山の美味しいカフェやご飯屋さんを探して、行ってみることです。(Yさん)
2年生
精神看護学講座はどうですか?
- いつも先生方が手厚くサポートしてくださるので、ありがたいです。(Fさん)
- のんびりした雰囲気で私に合っています。(Hさん)
- 学生間はもちろん、先生方との距離が近く質問や相談がしやすい。また、穏やかで和気あいあいとした雰囲気のため自分の意見も言いやすい。(Kさん)
- 精神看護学ゼミは、自分が一番興味があった分野だし、先生方も優しくてとても楽しい。(Mさん)
精神看護学講座を選んだ理由はなんですか?
- 私自身、精神疾患を抱えている方々との関わりがあり、もっと詳しく知りたいなと思ったのでこのゼミを選びました。(Oさん)
- 精神に関することに少し興味がありました。(Rさん)
- 精神看護学は、看護のどの領域にも関連し、自分自身も興味があったから。(Hさん)
- 田中先生のゼミの紹介時に「こころはどこにあるのか」というゼミの紹介で心について気になって興味を持ったためです。(Fさん)
1年生へのメッセージをどうぞ!
- 1年生のみなさんは特に不安も多いと思いますが、自分の目標を明確に持ち、充実した大学生活になるように頑張ってください。わたしも頑張ります!(Kさん)
- 精神看護学と聞くと難しいイメージが湧きますが、先生方がとても明るく、困ったときには生徒に寄り添ってくれます。少しでも興味があればぜひ精神看護学講座へ!(Rさん)
- 興味がある分野について研究するのはとても楽しいので、自分が一番惹かれたものを選ぶのがいいと思います。(Mさん)
- 大学生ということに憧れをもち、入学してきたと思いますが、このような世の中になりイメージしていたものと全く違う日常に不安を抱えていると思います。今はお互いに自分の体調管理をしっかりして、いつか落ち着いて普段通りの生活に戻ったときに、皆さんに会えることを楽しみにしています。(Oさん)