講座紹介
人は年を重ねるごとにさまざまな知恵や経験を身につけます。高齢者の看護は豊かな知恵や経験を有する“その人を尊重する”ことから始まり、加齢や病気に伴う心身の変化に対応しながら暮らす“その人を理解する”こと、そして“その人に応じた看護を実践する”ことだといえます。また、高齢者を深く理解するには、時代的背景や個人の生活史を含めた全体像を捉える必要があります。ゆえに本講座では、表情やしぐさという高齢者からのサインをキャッチする豊かな感性を磨くこと、そのサインの意味を解釈する知識を深めること、および高齢者が有する力を引き出すためのケアコミュニケーション技法や、アセスメント能力の向上に関する学修に焦点を当てています。さらに、今日的課題である身体拘束や認知症看護、専門職連携等に関する教育研究を行っています。
教員紹介
教授 木谷 尚美 (Naomi, Kidani)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
認知症ケア、人生の統合性を目指すための看護支援、初期認知症の人への意思決定支援 |
メッセージ |
自分にも、そして大切な人にも老いは訪れます。老年看護は誰もが通る道の整備だと思っています。老いても、障がいがあっても、認知症があっても最期まで自分らしく生きたい。そのような一人ひとりの思いを叶えるための看護について一緒に考えていきたいと思っています! |
研究データベース |
https://researchmap.jp/read0086449 |
教授 張 平平 (Pingping, Zhang)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
認知症看護、地域高齢者と看護学生の世代間交流、国際看護、文化看護 |
メッセージ |
風情ある川のせせらぎと秋の鈴虫の鳴き声を享受しながら、大自然に恵まれる富山への愛着感が日に日に強くなっています。世界的に高齢化が進む中、グローバルな視点をもつ学際的・国際的な看護人材が求められているため、文化的感受性の涵養に加え、地域文化に根ざした健康長寿の社会づくりに大いに貢献できる看護人材の育成に努めます。 |
研究データベース |
https://researchmap.jp/ping/ |
准教授 青栁 寿弥 (Hisami, AOYAGI)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
認知症高齢者と家族介護者の看護、教材開発 |
メッセージ |
疾患をもちながら自宅で生活する高齢者やその人を見守る家族は、必要なときすぐに医療者を頼ることが難しく、戸惑いや不安との隣り合わせの状況にあります。そのような方たちの思いやニーズによりそえる看護とは何かを明らかにしていきたいと思っています。一緒に考えていきましょう! |
研究データベース |
https://researchmap.jp/aoyagihisami |
准教授 伊藤 裕佳 (Yuka, ITO)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
高齢者長期ケア施設における看護、看護管理者における介護職のキャリア支援 |
メッセージ |
人との出会いの中で、自分もこんな風に年を重ねていきたいと憧れる高齢者がたくさんいます。高齢者の魅力を語り合いながら、その人の経験や思いを大切にできる看護について、一緒に学び深めていきましょう。 |
研究データベース |
https://researchmap.jp/yuka-110 |
講師 川口 寛介 (Kansuke, KAWAGUCHI)
助教 稲村 尚子 (Shoko, INAMURA)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
老年看護学、家族介護、在宅高齢者、看護支援 |
メッセージ |
今ここに私たちが生活できているのは、人生の大先輩である高齢者の方々が築き上げてきた社会や家庭があるからです。時には知恵を授けてくれ、時には人生の相談役にもなってくれる高齢者の方々に感謝の気持ちを持ち、一日でも長く住み慣れた地域や自宅で過ごすことができるよう、共に考えましょう。 |
研究データベース |
https://researchmap.jp/s.ina |
助教 村上 章 (Akira, MURAKAMI)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
老年看護、認知症看護 |
メッセージ |
全く同じ人生を歩んでこられた高齢者は、一人としていらっしゃいません。高齢者に関心を寄せ、よく知ろうとする姿勢で関わることで、お一人おひとりの”らしさ”を大切にした看護が展開されていきます。共に学び、より良い看護について探求していきましょう。 |
研究データベース |
https://researchmap.jp/a-murakami-tym |
助教 米山 真理 (Mari, YONEYAMA)
学位 |
博士(看護学) |
研究分野 |
レビー小体型認知症の人と家族介護者への看護 |
メッセージ |
人は出会いや経験を積み重ねて成長していきます。色々な人とのご縁に感謝しながら、相手を尊重し、その人らしさを引き出す看護について一緒に考えてみませんか。看護を通して共に学びを深めていきましょう。 |
研究データベース |
https://researchmap.jp/m-yoneyama |