看護学部長あいさつ

富山県立大学 教授
看護学部長 佐伯 和子

富山県立大学看護学部は2019(平成31)年に開設され、2023(令和5)年3月に第一期生が卒業しました。そして、同年4月には大学院看護学研究科と看護学専攻科が開設され、ドンドンマスマス発展し続けている大学です。

社会は複雑になり変化が激しく、将来の予測が不能な時代になりつつあります。人生100年時代と言われ、困難な社会を生き抜くためには、健康はとても重要な資源であり生きるための手段です。看護は病気を持つ人にも健康な人に対してもその人の持つ力を活かして生きていくことを支え、個人・家族や地域に暮らす人々が健康に生きるための環境を整える役割を担っています。人がより幸せに生活を送ることができるようWell-Beingに貢献しています。看護の活動の場は病院や診療所、高齢者や障害者の施設だけでなく、地域の訪問看護ステーションや保健センター、さらには健康のコンサルテーション企業など未来に向かって広がっています。

本学の特徴として、工学部と看護学部が連携して協働でICTの活用やセンサーを活用した教材開発の研究や授業を行なっています。

看護学部は4年間で判断力と実践力を備えた看護師を養成することを目指して、充実した教育課程を準備しています。その特徴は、看護師課程に特化し、高い実践力を備えた看護師養成、少人数教育でゼミとメンター制によるきめ細やかな学生への対応、主体的・継続的な学習を支援する教育環境としてノートパソコンを必携とし電子書籍やe-Learningシステムが充実、ユマニチュード🄬を取り入れた看護教育、富山県内の保健医療福祉施設の良好な協力関係の下での充実した実習などがあげられます。

卒業後は富山県内をはじめとする多くの医療機関に就職したり、また、卒業後すぐに大学院看護学研究科や看護学専攻科(公衆衛生看護学専攻、助産学専攻)に進学することもできます。将来は、富山県内はもとより、広く世界で活躍できる人材になってほしいと願っています。

令和5年(2023年)4月


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