修士論文・博士論文の評価基準

修士論文・博士論文の評価基準

(1)修士論文

① 審査体制

・審査は当該論文ごとに研究科委員会が選出する3名以上の委員で構成する審査委員会が行う。

② 論文の質的基準

a.工学的に新しい知見が得られている。

b.研究の将来性、発展性が認められる。

③ 評価項目

a.研究の背景(関連分野の現状)、研究の位置づけと目的が明確である。

b.研究手法と得られた結果についての理解が十分であり、的確な文章表現が与えられている。

c.結果の解釈が適切で、新しい知見が得られている。

d.研究の将来の発展性が認められる。

e.審査会において的確な発表・討論ができる。

(2)博士論文

① 審査体制

・審査は当該論文ごとに研究科委員会が選出する3名以上の委員で構成する審査委員会が行う。なお、審査委員には教授3名以上を含むものとする。

② 論文の質的基準

a.研究の目的、手法、結果のいずれかに新規性、独創性が認められる。

b.工学への寄与が認められる。

未知の事象の発見、未知の事象の理論的解明、新しい概念の導入や解析手法の開発、系統的実験による事象の機構解明への寄与、新材料・新しい機器の発明・開発、新しいシステムの開発、生産性・信頼性の向上に寄与する技術の開発など

c.論文の内容(またはその一部)が専門の学術雑誌等に公表されている。

③ 評価項目

a. 研究の背景(当該分野の発展の歴史、他の研究者による関連研究のレビュー、当該研究の位置づけなど)が明確に書かれており、博士論文の内容を含む分野に関して十分な全般的知識を持つことが認められる。

b. 方法論・研究手法、得られた結果とその解釈が適切であり、的確な文章表現が与えられている。

c. 内容に独創性または新規性が認められ、工学的な価値が認められる。

d. 審査会において学術研究にふさわしい討論ができる。

e. 独立して研究を遂行できる能力を持つと判断される。

 

 


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