助産学専攻(1年課程)
助産学専攻では、助産師に必要な知識や技術を修得しています

NCPR(新生児蘇生法)講習は、「新生児蘇生法を習得した医療スタッフがすべての分娩に新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立を目的に行っています。助産学生は、助産実習前に受講し、出生時に児の胎外呼吸循環が順調に移行できるように、標準的な新生児蘇生法の理論と技術を学びます。受講後、試験に合格すると「新生児蘇生法(Aコース)修了認定」を受けることができます。

本学の「診断・技術学」の特徴として、妊娠期から産褥期までマタニティサイクル各期におけるシミュレーション学修を導入しています。臨床現場を想定した状況設定下でシミュレーションを実施し、少人数グループで実施内容の振り返りを行いながら対象をケアする上で必要な思考を整理し、技術の確認を通して学びを深めます。
助産学専攻生の声(相山友奈さん)

赤ちゃんが好きで、小学生の時に助産師という職業を知り、助産学専攻への進学を見据えて富山県立大学に入学しました。専攻科入学後は、講義や演習を通し短期間で習得すべき知識や技術が多く、授業の合間に分娩介助技術練習や自己学修等を行いました。就職活動と並行しての学修は大変でしたが、適度にリフレッシュの時間をもちながら乗り切ることができました。また、9月から9週間の助産実習は、生活リズムの変化やいつ分娩で呼ばれるか分からない緊張感もあり大変でした。しかし、出産の喜びを産婦さんやご家族と分かち合うことができ、貴重で素敵な経験となりました。就職先となる施設で実習できたことも良かったです。専攻科は少人数のため、仲間との密な交流により絆が深まるとともに、自分の興味のある分野についてより深く学ぶことができるので、やりがいにつながります。
☆1日のスケジュール

授業料以外の必要経費:教科書10万円程度、実習服2万円程度、交通費等
修了後取得できる資格
- 助産師国家試験 受験資格
- 受胎調節実地指導員 申請資格
- 新生児蘇生法(NCPR)専門コース(Aコース)修了認定資格