令和6年能登半島地震

この日は色々と残務をこなすため、午後から大学にいたのですが、16時過ぎに比較的大きな地震が発生しました。

「あ、地震か、また能登かな?」と思っていたのですが、その3分後に緊急地震速報が鳴り響き、大きな地震がやってきたました。大きな横揺れが数十秒続き、座っていたのですが、右手に持っていたマグカップからはコーヒーがこぼれました。置き方の悪かったディスプレイや本棚の本がいくつか落ちましたが、それ以外は特に被害なし。

「これはちょっとまずいかな?」と仙台で被災した時を思い出しながら、ヘルメット、安全靴、手袋をつけて部屋の外へ。初期消火班の班員として出火がないか見回りに。

まず唖然としたのが、ほぼすべての防火扉が閉まっている光景。一瞬固まります。開け方がわかりませんでした。なんとか開けて、構内を見回り。焦げ臭いなどもなく、火は出ていませんでした。

物の落下、壁のひび割れなどはありましたが、建物が傾くことや窓ガラスの破損、火災はない様子でした。

我々の本拠地、東駐車場にある実験棟に行くと、すでに津波から避難されてきた方が駐車場に集まっていました。何名かの方にトイレをお貸ししました。このような光景は初めてでしたので、今回の地震は大きかったと実感させられました。

そして実験棟の中を見回り。出火もなく、物は落下していましたが、スチールラックからの落下でした。スプレー缶のキャップが一部破損しましたが、その程度でした。あとはサンダルが下駄箱から落下したくらいでした。研究室は1月4日から通常通り営業再開できています。

学内でも他の場所や研究室では被害があるようでした。DX教育研究センターの壁やガラスもひび割れが起きていました (新しい建屋なのに??)。

まだまだ余震も続いていますので安心はできませんが、気を付けながら研究活動を続けてまいります。

部屋を出ると防火扉が閉まっており真っ暗
机の引き出しは開いちゃっています
スプレー缶のキャップ破損
信号発生器も落ちてしまいました
地震直後の大学周辺の様子、停電や断水はありませんでした
スプレー缶はこのようにスチールラックから落ちます
駐車場には沿岸部の方が続々と避難されてきました
DX教育研究センターへ続く通路も防火扉で閉鎖
DX教育研究センターの駐車場にも多くの方が避難されてきました
研究室の表彰コーナーは無傷(すごい)

Xはこちら

2024年01月01日