機械システム工学科
助教

建物や航空機などの人工構造物は、損傷が原因で予期せぬ事故が起こることがあります。悲惨な事故を未然に防ぐため、生物のように自ら傷を修復する自己修復高分子系複合材料の研究に取り組んでいます。接着剤を閉じ込めたマイクロカプセルなどを用いて、高分子系複合材料に損傷を検知・修復する機能性(自己修復性)を付与する材料設計を真田研究室と共同で行い、信頼性の高い自己修復高分子系複合材料の開発を目指しています。
持続可能な社会の実現に向けて、化石資源からの脱却と低炭素化が求められています。本研究では、真田研究室と共同で、バイオマス由来の人工タンパク質繊維を高分子材料に充填した複合材料の特性評価を行い、環境負荷低減に貢献する高分子系複合材料の開発を目指しています。