機械システム工学科
教授

日本のエネルギーの8割は「熱」を起点としていますが、この「熱」は主に流体の熱物性から算出されます。私たちは、熱物性を研究して2050年のカーボンニュートラル達成に貢献するため、企業、国立研究機関、大学、および国内外の研究者と協力し、各種のエネルギーシステムの高効率化や脱炭素化への貢献を目指した共同研究を、進めています。
ヒートポンプ用次世代冷媒の熱物性評価(温室効果が低い次世代冷媒の開発への貢献)
水素キャリアの材料選定(水素の大量輸送技術の研究)
人工ハイドレートのガス分離特性の解明(バイオガスや低純度燃料ガスの精錬技術の研究)
ジェット燃料の熱物性の高精度化(ジェットエンジンの燃費向上への貢献)
最少で5 gのサンプルから熱物性を高精度に解明(図1, 図2)

図1 気液平衡性質測定装置

図2 高温高圧PVTx性質測定装置
NIST(アメリカ)のレモン博士との共同研究。世界で最も参照されている熱物性計算ソフト・REFPROPへの実装を目指しています(図3)

図3 水素キャリアの状態方程式(REFPROP用)
例:セミクラスレートハイドレート(図4,図5)のCO2回収・貯留能力の解明※
※カーボンニュートラル達成後に予想される、CO2の価値向上に備えた研究

図4 人工ハイドレート生成・分析装置

図5 本研究室で作成したハイドレード
企業でも広く活用されているプロセスシュミレーションソフトを用いて、熱物性応用プロセスの最適化に挑戦(上記の成果を応用)(図6)

図6 有機系水素キャリア生成プロセスのシミュレーション
※詳しくはResearch Map(https://researchmap.jp/read0067629/)をご参照ください。
他