データサイエンス専攻
データサイエンス専攻はシステム数理学部門と知能情報学部門の2部門から成り、人を包含する広範な「システム」に内在する情報の処理・利活用のためのデータ応用技術や、数理に基づいた先進・融合的で汎用的なデータ分析基盤の創出、人が中心となる先進的なインタフェース技術の開発に関する研究を行います。また、情報工学を基盤とするデータサイエンスの先進的な数理的理論やデータ分析法を教育し、革新的な技術開発により新たな価値を創造する能力を備えた人材を育成します。さらに、応用実践を通して主体性や協調性を涵養し、広範な視野と柔軟な思考力、課題解決能力を兼ね備えたグローバルに活躍できる研究者や技術者を養成します。

プログラミングブロックの操作履歴データの分析
部門
システム数理学部門
地球、社会、人間、生体、人工物などを包含する広範な「システム」に内在する意味のある情報であるシステム情報の処理・利活用のためのデータ応用技術、および、数理にもとづいた先進・融合的で汎用的なデータ分析基盤の創出を目指し、数理モデリング、数理解析、数理最適化、機械学習、進化計算、マルチエージェントシミュレーション、システム設計検証などのシステム数理学を追究するための理論・方法論に関する研究を推進します。
知能情報学部門
人や環境、またシステムそのものの状態に関する情報をやりとりする境界(インタフェース)に着目し、人にとって使いやすくわかりやすい知的な情報システムの実現を目指します。最新の人工知能技術を組み合わせたデータサイエンスの知見を用いて、障がい者や人の学びを支援するインタフェースの開発およびその評価手法の構築のほか、MRIやCTなどの医療画像と医療診断支援技術開発に関する研究を推進しています。