Research
研究室の理念
酵素を化学反応の触媒として活用し、食品・医薬・農薬分野における有用物質の生産を実現します。酵素化学を基盤とした持続可能なものづくりを通じて、酵素化学工業の発展に貢献することを目指しています。
研究の方向性 -酵素化学を鍵とした各分野の融和、展開-
本研究室では、有機化学を基盤に、生体触媒の探索と機能解析を行っています。さらに、代謝経路の解明や、ゲノム・立体構造情報に基づくタンパク質工学を組み合わせることで、生体機能の理解と制御を進めています。これらの知見をもとに、医薬・農薬・化粧品・食品・化成品などを対象とした、環境負荷の低い新しい合成・生産プロセスの開発へと展開します。基礎研究と応用研究をつなぐことで、分野横断的な新しい研究領域の創出を目指します。
研究の内容 -生物機能を活用した環境調和型プロセスの構築-
酵素などの生体触媒を用いた反応は、温和な条件で進行し、環境負荷が低いという特長があります。本研究室では、新規生体触媒の発見と機能活用を通じて、持続可能な物質生産プロセスの開発に取り組んでいます。
具体的には以下の研究を行っています:
- 有機合成化合物を用いた独自スクリーニングによる新規生体触媒の探索
- 酵素や多糖類の立体構造解析と分子モデリング
- 分子進化工学・合理的設計による酵素機能の改変
- 酵素反応と化学合成を組み合わせた有用物質生産
研究事例
研究事例ー1:生物界におけるニトリル代謝解析
- 代謝経路解明、酵素進化に基づいた改変
- 未探索酵素資源 (ムシ etc) からのスーパー酵素探索
- 毒物フリーのニトリル合成・発酵生産への展開
研究事例ー2:多糖類のもつ酵素様活性の証明
- 農産物・食品バイオマスからの新規多糖触媒探索
- 多糖触媒の高次構造解析、触媒メカニズム解明
- 化学的誘導体化による多糖触媒機能改変
研究室で重視する学び
『幅広い技術と「定量力」を重視します。』
・対象技術:生化学、酵素精製、機器分析、有機合成、微生物培養、遺伝子工学、構造解析 など
・特に重視:分析・定量技術(HPLC、GC、MS)の原理理解と実践力
・対象生物:動物・植物・微生物(分野横断)
・プレゼンテーション・質疑応答能力の強化
研究室で重視する技術
