富山県立大学は動いている 富山県立大学は動いている

県大は、大学院も変わります!

 県民や産業界からの期待に応え、「地域に貢献する魅力ある大学」となるべく、ドンドンマスマス発展してきた県大。「医薬品工学科」の新設や「知能ロボット工学科」の設置、「電気電子工学科」と「情報システム工学科」の新設・拡充、看護学部の開設、富山キャンパスや射水キャンパスの中央棟の整備などが行われました。そして、今年4月から、県大は大学院工学研究科も変わります。

博士前期課程(修士課程)はこう変わります

 5専攻すべての入学定員を拡充し、4専攻の名称を変更します。

変更前の専攻名 専攻名 修業年限 入学・収容定員、名称変更 学位
機械システム
工学専攻
機械システム
工学専攻
2年 入学定員:17名→20名
収容定員:34名→40名
名称変更:変更なし
修士
(工学)
知能デザイン
工学専攻
知能ロボット
工学専攻
2年 入学定員:17名→20名
収容定員:34名→40名
名称変更:知能ロボット工学専攻
修士
(工学)
情報システム
工学専攻
電子・情報
工学専攻
2年 入学定員:17名→27名
収容定員:34名→54名
名称変更:電子・情報工学専攻
修士
(工学)
環境工学専攻 環境・社会基盤
工学専攻
2年 入学定員:12名→15名
収容定員:24名→30名
名称変更:環境・社会基盤工学専攻
修士
(工学)
生物工学専攻 生物・医薬品
工学専攻
2年 入学定員:15名→26名
収容定員:30名→52名
名称変更:生物・医薬品工学専攻
修士
(工学)

 平成28年以降、工学部全学科の拡充を進めており、学科の入学・収容定員の増加や学科の新設を受けて、学部から大学院博士前期課程にかけての「6年一貫教育」の拡充を図ります。

博士前期課程の特徴

 博士前期課程は5つの専攻からなり、時代のニーズに適応した高度な研究成果をあげる、想像力と実践力を兼ね備えた研究者や高度専門的職業人の育成を目指しています。教育の特長として以下の3つが挙げられます。

1 高度教養科目の開設 高度な実践英語や科学技術論などの教養科目及びMOT(技術経営)や知的財産などの高度専門職業人養成科目を開設しています
2 学部からの連携教育体制 学部から大学院に至る6年一貫教育を意識し、学部の学科及び講座に対応したカリキュラム構成としています
3 履修形態の多様化 広い視野を持ち、企業が求めるダブルメジャーの人材を育成するため、他専攻の講義も履修できます

博士後期課程(博士課程)はこう変わります

 既存の5専攻の博士後期課程を廃止し、新たに博士後期課程のみの「総合工学専攻」を設置します。

 持続可能な社会に向けた新たな技術の創生や工学全般にわたる複合的な課題に対処できる人材が求められています。そのため、幅広い視野で様々な課題を柔軟に解決できる人材育成を図ることを特色としている博士前期課程を踏まえ、博士後期課程では、専門分野の先端化、高度化、および専門分野の融合化をなし、各専門分野を深化させます。このことにより、複数分野にまたがる研究を行うことを可能とし、各専門領域における高度な専門知識を身につけ、俯瞰的視野を持ち、斬新な想像力と思考力を発揮できる高度な研究能力および豊かな学識を備えた人材を養成します。

 学科拡充・新設計画の集大成ともいえる県大大学院工学研究科の再編。これからの研究活動がどう変化していくのかもご期待ください。

富山県立大学 学位記授与式

 3月20日(土)、アイザック小杉文化ホール ラポールにて学位記授与式が開催されました。今年度は、医薬品工学科から初めて卒業生が巣立ちました。卒業記念品として「五箇山和紙の名刺入れ」が卒業生に渡されました。是非、新しい環境で使ってほしいものです。式典の様子はYouTubeの公式チャンネルで生配信を行い、現在も公開中ですので、是非ご覧ください。

学位記授与式
卒業記念品

環境工学専攻 修士1年 Y・Oさん

駐車場が広いところです。
最近、新しい駐車場が整備されてますます便利になったと思います。

電子・情報工学科3年 T・Sさん

文章の書き方など、将来就職してからも役立つことをしっかり指導してもらえます。

前へ 次へ