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学生時代と社会人になってからの違いは?
責任の重みの違いですかね。現在、私は自動車部品の設計業務を担当しており、設計と現場の橋渡しをする、中間的な役割をしています。学生時代の失敗は、極端に言うと、自分に返ってくるだけですが、会社では、間違ったことを伝えると、職場全体に混乱や迷惑をかけることになります。板挟みになることがあり大変ですが、もちろんやりがいもあります。
学生時代、もっとこんなことをしておけばよかったと思うことはありますか?
私は車が好きで、自動車部(※現在は廃部)に入っていたのですが、大会に出たりもっと積極的に活動しておけばよかったなと思います。あとは色々なアルバイトをしたり、イベントに参加するなど、時間がある間にたくさんの経験をして社会勉強しておけばよかったです。今になって思えば、何気なく過ごしていた時間も結構あったように思います。
富山県立大学を目指している高校生の皆さんへ応援メッセージをお願いします。
県大は少人数制で、研究室では先生や仲間との距離も近く、学びやすいです。また、就職サポートも手厚いです。例えば、就職活動の前になると、希望すれば面接の練習を何度もしてくれましたし、会社情報等も充実していると思います。環境は抜群なので、自分の努力次第で色々身につけられますし、目標を実現することもできると思います。
富山県立大学に入学したきっかけは?
小さい頃から電気で動く乗り物が好きだったので、実家に近い工学部系の大学に進みたいなと思っていました。高校の先生から勧められことも富山県立大学に入学したきっかけです。合格発表の時、サイトをなかなか開けず、そうこうしている間に外出中の親から合格の連絡が届きました。どうやら、僕はサイトを間違えていたようです(笑)。
高校時代にもっとやっておけばよかったことは?
大学に入ると、答えをもらうことが少なくなるので、今のうちに疑問に思ったことは自分で調べて、納得のいくまで考えるクセをつけておいた方がいいと思います。あとは、パソコンの扱いに慣れておくことも大事。特にワードやエクセル、パワーポイントは、ある程度使いこなせるようになっておいた方がいいんじゃないかなと思います。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
受験勉強の期間は、精神を保つのが大変でした。点数が上がらずに落ち込んだ時には、納得できるまで復習をしたり、気合を入れて気持ちを切り替えるようにしていました。時間を決めて自分の好きなことをするのも効果的だったと思います。あとは、早く寝て休息をとって、しっかり授業を受けることも大事だと思います。
富山県立大学のリケジョの特徴は?
自宅の近くで環境について学びたい。そんな思いから入った環境・社会基盤工学科には女子が約1/3もいるので、話しやすいですね。みんなの仲も良いですよ。おかげで毎日明るく楽しく学校生活を送っています。学習面では、情報を共有したり教え合ったりして勉強に励んでいます。新入生のためにバーベキューを開催するという本学科の伝統行事もあるんですよ。
将来はどんな仕事に就きたい?
将来は公務員になって、富山の豊かな自然を守りながら、道路などのインフラ整備にも携わりたいと思っています。大学の知識を生かせる技術者を目指しているので、環境の勉強だけでなく、インフラの維持管理の方法など社会基盤の勉強にも力を注いでいきたいと思っています。そして冬からは、公務員試験の勉強にも取り組む予定です。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
受験では物理と化学のどちらかを選択できますが、環境の分野では化学、社会基盤の分野では物理の知識が必要になるので、どちらもしっかり勉強しておいた方が良いと思います。私は物理が苦手だったので、入学してから苦労しました。苦手な科目はひたすら問題を解いて、分からないところを一つでも減らしておきましょう。
富山県立大学に入学したきっかけと、今取り組んでいる勉強は?
高校時代は、やりたいことが不明確だったので、やりたいことを見つけるために、幅広い分野について学べる知能ロボット工学科に入りました。大学院に進学したのは、技術者としてもっとレベルを高めるためです。今は、災害時に活躍する移動ロボットを無線で遠隔操作するための手法を研究していますが、やっぱり研究は楽しいですね。
深川さんのキャンパスライフ、富山県立大学のリケジョの特徴は?
主に研究活動に励んでいますが、軽音楽部に所属してギターとボーカルを担当しています。あと、先生の授業の補助をする学内アルバイトもしています。学部生の時は50人中6人が女性でした。自分をしっかり持っていて活発な人が多いので、大学全体の雰囲気も明るいですね。一人ひとりが目標に向かって取り組んでいる、いい環境だと思います。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
知能ロボット工学科では、いろいろな分野を学べるので、自分の好きなことが必ず見つかると思います。自分の進みたい道が不明確だった私も、研究を通してトータル的にシステムを作ることの面白さに目覚め、システムエンジニアを目指すようになりました。多分野の知識や技術を身につければ、社会に出てから活躍できる場が増えると思います。
学生時代と社会人になってからの違いは?
大学時代は1つの研究テーマにじっくり取り組めましたが、仕事では複数の案件をスケジュール通りに進めることが求められるので、学生時代にスケジュール管理能力を鍛えておけばよかったなと思います。例えば、いついつまでにエントリーシートを書くという風に、就職活動でもその訓練を積むことは可能だと思います。
今の職場では、富山県立大学で学んだことがどのように生かされていますか?
今は、バイオテクノロジーでモノづくりを行う会社で、抗原・抗体反応などを利用した迅速検査キットの開発業務に携わっています。抗体はタンパク質なので、大学時代に経験したタンパク質を扱う実験の組み立て方などが、今の仕事にそのまま生きています。実験器具が学生1人に1設備与えられ、数多く実験できたことも役立っていますね。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
富山県立大学は、少人数制が強みだと思います。先生から応用の仕方を直接教われたことや、先生の実験風景を間近で見られたことが、特に得難い経験でした。ちょっとした疑問から先生と一緒にアイデアを出し合い、議論に発展すると、もっとモノづくりが楽しくなります。富山県立大学は、モノづくりへの情熱が生まれやすい環境なんですよ。
富山県立大学に入学したきっかけは?
高校生の時から生まれ育った富山で進学をして助産師になりたいと思っていました。富山県立大学を選んだのは、オープンキャンパスやパンフレットを通して、少人数制ならではの手厚いサポートを受けられると知ったからです。実際の演習でも、先生1人に対して学生3人と、きめ細やかな指導を受けることができました。
高校時代にもっとやっておけばよかったことは?
受験勉強ですね。本格的に始めるのが遅かったので、もっと早くから取りかかればよかったと少し後悔しています。ただ、苦手な科目を重点的に勉強したのは良かったと思います。特に基礎を固めるために、基礎問題をひたすら解きました。効果的だったのは計画表づくり。目標を達成できると、また頑張ろうと思えるので、やる気を持続できました。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
本学の「ユマニチュード(患者の尊厳を重んじる技法)」を学ぶために、全国各地から学生が集まってくるので、いろいろな方言や文化などを知ることができました。また、演習の時に複数の先生から教わることで、視野を広げることができました。もちろん、きれいな校舎で学べることも魅力。気持ちが明るくなり、やる気にもつながりますよ。
富山県立大学に入学した理由は?
「将来は情報系の仕事に就きたい」と思っていた時に、ちょうど富山県立大学に情報システム工学科が新設されたんです。看護学科との連携にも惹かれましたが、体を動かすための筋肉が痩せていく筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気を患っている人を助けるための装置を研究していることにも興味を持ったことが、入学を決めた理由です。
高校時代にもっとやっておけばよかったことは?
英語が苦手でずっと避けてきたことを後悔しています。せめて高校生の時に、洋画を字幕なしで観たり、英語の先生に積極的に話しかけたりすればよかったなと思います。あと、僕はサッカー部の部長と運動委員長を務めたことで人をまとめる技術を養うことができましたが、悔いを残した部分もあるので、皆さんは部活動も全力で取り組んでください。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
富山県立大学の魅力は、遠隔講義でも先生の授業が分かりやすいところですね。高校は教科書通りでしたが、大学では重要な部分を的確に教えてもらえます。好きなことを勉強できるところもいいなと思います。その他にも、服装や髪型が自由になり、車も所有できて楽しいことだらけ。受験の先には楽しい人生が待っているので、頑張ってください!
富山県立大学に入学したきっかけと、今取り組んでいる勉強は?
高校時代に「将来、医薬品関連の仕事をしたい」と考えていたところ、担任の先生から富山県立大学を紹介されました。薬で有名な富山県にあり、ちょうど私たちが入学する年に医薬品工学科が新設されたのが、入学のきっかけです。今は、弱いレベルの炎症がずっと続く慢性炎症疾患という病気と免疫との関わりや、その治療薬に関する研究を行っています。
将来はどんな仕事に就きたいですか?
免疫に関心を持つようになったのは、私自身が幼い頃、小児喘息だったからです。大学で勉強するうちに免疫の面白さを知り、もっと深く学ぶために大学院に進学することにしました。ゆくゆくは、ここで学んだことが生かせるような医薬品関連の仕事に就きたいと思っています。全国的にも製薬企業の多い富山での就職を視野に入れています。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
入学時に一番驚いたのは、先生との距離の近さでした。当初は富山での生活に慣れていなかったので、些細なことでも相談できる先生がいることが心強かったですね。また、新しくできた中央棟は、きれいで快適。機械や装置が充実しているので、勉強や研究活動にも集中できます。富山の海産物と水もおいしく、トータル的にいい環境だと思います。