平成18年度 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
学生の自立を促す総合型キャリア増進プラン
 
GOOD PRACTICE この教育プログラムは文部科学省の「平成18年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(通称:現代GP(グッドプラクティス))に各大学から応募された中から、特に優れた取組みとして選定されました。
(実施期間:平成18年度〜20年度の3カ年)
地域との緊密な協働体制のもと、次の様な多面的な施策に取組み、高い職業意識や幅広い人間形成を支援し学生の自立を促すキャリア増進プランを展開します。
 
1 社会の潜在力を活用したキャリア形成科目の設置全学年における少人数ゼミの体系的展開、全科目のキャリア教育化等により、計画的なキャリア形成科目群を構築し、全学的なキャリア教育の展開を図ります。
2 正課・正課外の教育・個別指導に加え、学生の自発的活動も含めた総合的なキャリア形成活動の実績を評価するキャリアポイントを導入し、これを証明するキャリアパスポートを発行します。
3 キャリアポイントや学生カルテ等のシステム化を進め、キャリア形成を一体化する統合化ITシステムを構築し、学生のキャリア形成意欲の増進を図ります。
 
計画的なキャリア形成科目群の構築
年次を超えた「キャリア形成論」の開設(19年度開講)
企業経営者や卒業生との対話、パネルディスカッション、学生の発表も含めキャリア形成につながるプログラムを、1年次から3年次まで年次を超えて計画的に配置します。
全学年少人数ゼミによるキャリア教育
1)全学年で必修の少人数ゼミを実現し、この少人数ゼミをキャリア形成の中核 科目として年次に応じて体系化し、キャリアデザイン能力や社会で求められる 資質・能力の養成を図ります。
2)2年次に実施するトピックゼミでは、企業経営者や卒業生の招聘、訪問による様々 なキャリアモデルの学習を行い、学生のキャリアデザイン形成を支援します。
全科目のキャリア教育化
教養教育・専門教育においても、企業人等の経験や能力を活用する機会を増やし、実社会との連携を推進する全科目のキャリア教育化を進めます。
 
総合的なキャリア活動実績の評価
社会に学生のキャリア形成の結果を紹介するキャリアポイント及びキャリアパスポートを導入します。これにより、従来の成績証明書と相俟って学生の成長をアピールします。
キャリアポイント制の導入
キャリア形成に資する幅広いキャリア教育や学生の主体的活動を対象にその実績を総合的に評価する仕組みとしてキャリアポイント制を導入します。
キャリアパスポートの発行
キャリア形成の実績を認定し、学外に証明する手段として作成し発行します。就職活動時には企業に提出し、学生のキャリア形成の到達度を示す証明書として活用します。また学生のポートフォリオとしても活用できます。
 
総合化ITシステムの構築
現在の講義支援システムに加え、「キャリアポイント・キャリアパスポート」及び「学生カルテ」(指導教員やカウンセラーの指導・相談の電子化)のITシステムを一体化した統合化ITシステムを構築します。
学生自身がシステムにアクセスしてキャリア形成実績等のデータを入力し閲覧することで、成長の過程を自覚し、キャリア形成の意欲を高めます。
 
 
 
GOOD PRACTICE 現代GPとは
文部科学省が平成16年度から開始したプログラムで、各種審議会等からの提言等、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマ設定を行い、各大学等から応募された取組の中から特に優れた教育プロジェクト(取組)を選定し、財政支援を行うことで、これからの時代を担う優れた人材の養成を推進することを目的としています。富山県立大学工学部では、ほかに地域連結型「知の結集」工学教育プログラム(平成16年度から平成18年度まで)が採択されています。
 
お問い合わせ先
富山県立大学
〒939-0398 富山県射水市黒河5180 TEL 0766-56-7500 FAX 0766-56-6182 E-Mail careers@pu-toyama.ac.jp
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