お知らせ
2022年12月 サテライトキャンパス(富山県立八尾高校)で岡本教授が出張講義を行いました。
2022年12月 サテライトキャンパス(富山県立呉羽高校)で岩崎助教が出張講義を行いました。
2022年7月 サテライトキャンパス(富山県立いずみ高校)で矢野助教が出張講義を行いました。
2022年6月 夢ナビライブ2022 Web in Summerに林准教授の記事が掲載されました。
2022年1月 トピックゼミⅣの交流会の様子が富山新聞に掲載されました(2022年1月18日朝刊)。
2021年11月 月刊ドンマス第32号に岡本教授のインタビューが掲載されました。
2021年10月 サテライトキャンパス(富山県立伏木高校)で三善准教授が出張講義を行いました。
2021年8月 看護学部キャリア支援イベントで浦井講師が講演しました。
2021年7月 サテライトキャンパス(富山国際大学付属高校)で矢野助教が出張講義を行いました。
2021年7月 ゼミ紹介、社会貢献活動を更新しました。
2021年6月 夢ナビライブ2021 Web in Summerに鷲塚講師の記事が掲載されました。
2021年6月 マナビジョンブック2021学問発見ナビに浦井講師の記事が掲載されました。
2021年3月 サテライトキャンパス(魚津高校)で細田助手が出張講義を行いました。
2021年1月 月刊ドンマス第26号で、当講座紹介と山本講師のインタビューが掲載されました。
講座紹介
看護の対象は、新生児(胎児)から高齢者までのあらゆるライフステージにある人々であり、どのような健康状態であっても、専門性を活かして看護を実践する責任があります。そのため、看護の構成概念である‘看護・人間・健康・環境’の理解を深めると共に、倫理的な側面にも配慮した看護を実践する能力を高めることが必要となります。また、人々に提供する看護ケア技術は、理論と実践から構成され、根拠となる最新の知見を基に、人々の‘安全・安楽・自立’を重視しています。本講座では、これらに焦点を当て、看護の専門性とは何かを問いつつ、看護ケアが人々や看護師に与える心身への影響について教育研究を行います。
教員紹介
- 教 授 岡本 恵里 (OKAMOTO, Eri)
- 研究キーワード:看護技術、看護倫理、eラーニング、教材開発、教育方法
- ひとこと:世界中で感染症と向き合っている今日だからこそ、“社会における看護の役割は何か、看護者の責任とは何か”について、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。研究では、「看護基礎教育における看護ケアとユマニチュード®」および「看護職を対象とした看護倫理」に関する教育プログラムの開発と学修効果の検証に取り組んでいます。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/read0207442
- 准教授 川﨑 久子 (KAWASAKI, Hisako)
- 研究キーワード:医療施設用防水シーツ、療養者の生活環境、シミュレーション教育、看護師の労働環境
- ひとこと:病気のときこそ、過ごしやすい環境を提供したい。そして看護師が生き生きと働ける職場を目指したいと考えています。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/cyakosama
- 准教授 三善 郁代 (SANZEN, Ikuyo)
- 研究キーワード:感染管理、感染予防、医療関連感染
- ひとこと:中小規模病院における感染防止院内教育や地域医療機関等に対する感染対策支援、学生への感染看護に関する技術教育を研究しております。教育・研究活動を通し、学生とともに成長し、臨床や地域の皆様に貢献できるよう努めて参ります。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/sanzen
- 准教授 林 静子 (HAYASHI, Shizuko)
- 研究キーワード:看護技術、視覚情報、臨床判断、VR、退院支援、新人看護師教育
- ひとこと:自ら考え行動できる力を楽しく育てていけるような教育を目指しています。VRや視線計測を活用した看護技術教育プログラムの開発に取り組んでいます。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/haya-shizu2019
- 講 師 浦井 珠恵 (URAI, Tamae)
- 研究キーワード:褥瘡、再発、創閉鎖部、ずれ力、局所ケア
- ひとこと:褥瘡は治るのに時間がかかり、ようやく治っても褥瘡が再発したために退院が延期になる患者さんがいます。褥瘡の再発予防に有効な看護ケアを確立する研究に励み、患者さんの苦痛が最小限となることを目指しています。教育面では、看護の魅力や専門性が学生に伝わることを目指しています。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/uraitamae
- 講 師 福森 絢子 (FUKUMORI, Ayako)
- 研究キーワード:バーンアウト、過剰適応、職業的アイデンティティ、パーソナリティ、ストレスマネジメント
- ひとこと:看護師が心身ともに健康に看護を提供できるための職場環境やパーソナリティなどの心理的な問題について研究を行っています。研究を通して、看護師のバーンアウトなどからくる離職がなくなり、質の高い看護を継続していけるように願っています。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/marumaru/
- 講 師 山本 麻理奈 (YAMAMOTO, Marina)
- 研究キーワード:家族支援、難病、介護継続
- ひとこと:筋萎縮性側索硬化症(ALS)という指定難病に向き合う患者さんとその家族の方が療養を継続していくためのサポートについて研究しています。研究と並行して患者会の支援やボランティア活動に取り組んでおり、この活動は看護学生も一緒に行っています。患者さんや家族の方と向き合い支えていくために、何ができるか一緒に考えていきましょう。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/7000019843
- 講 師 鷲塚 寛子 (WASHIZUKA, Hiroko)
- 研究キーワード:転倒予防、足趾力、下肢力
- ひとこと:看護の魅力をより多く伝えられるよう、日々皆さんと一緒に悩み、学んでいきたいと思っています。皆さんの持っている力を十分に発揮できるようサポートしていきます。転倒予防の観点から、足指の力「足趾力」についての研究に取り組んでいます。「足趾力」の重要性が広く浸透するよう努力していきます。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/-eagle
- 助 教 岩崎 涼子 (IWASAKI, Ryoko)
- 研究キーワード:看護倫理、認知症、高齢者看護
- ひとこと:好きな言葉は『一期一会』。人との出会いは一生の宝物という思いを大切にしながら教育研究に携わりたいです。研究では、認知症高齢者を看護する看護職が抱く倫理的葛藤に焦点を当て、看護系大学における倫理教育に必要な教育内容を検討しています。今後は、ICT(Information and Communication Technology)を活用した看護学生向け倫理教育教材の開発を目指したいと考えています。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/r-iwa55
- 助 教 矢野 正晃 (YANO, Masaaki)
- 研究キーワード:基礎看護学、看護教育
- ひとこと:看護学部は講義・演習・実習と大変ですが“頑張りは必ず自分に返ってくる!”学修を全力でサポートします。安全で正確な技術に加え、患者の尊厳に配慮できる能力を高めるための教育方法について研究しています。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/m-yano
- 助 手 細田 恵莉奈 (HOSODA, Erina)
- 研究キーワード:ポジショニング、体位変換、安楽性
- ひとこと:看護を学ぶことの楽しさや面白さを学生のみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。研究では、安楽を考慮したポジショニングや体位変換の方法についてや電子教材の開発に取り組んでいます。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/e-hosoda0110
- 助 手 堀田 美沙 (HORITA, Misa)
- 研究キーワード:認知症高齢者、徘徊、臨床診断
- ひとこと:皆さんと共に、看護を通して人として成長していきたいと思います。研究活動では、認知症高齢者の尊厳が守られた安全な一人歩きにおける支援について、看護師や家族介護者の視点や判断をもとに考えていきたいです。
- 関連リンク:https://researchmap.jp/m-horita55
ゼミ紹介
・基礎看護学講座は1年生30名、2年生28名の大所帯です。そのため、普段は教員ごとに8つのゼミに分かれて活動しますが、発表会ではゼミの垣根を越えて積極的にディスカッションしています。ゼミ内では思いつかなかったような多様な視点に触れながら意見交換できるのは、大人数ならではの強みです。
・トピックゼミⅠ(1年前期)では、自分の意見をまとめて相手に伝えることやグループディスカッションすることで、物事を考察する力やプレゼンテーションスキルを磨いています。最初は誰もが緊張していますが、徐々に相手に伝わりやすい表現を工夫したり根拠に基づいて意見を述べることに意識を向けたりできるようになっています。ゼミで話し合ってきた「SDGsの実現に向けた具体的な取り組み」について、初期体験実習で看護活動の実際を見学することで学びをさらに深めています。
・トピックゼミⅡ(1年後期)では、ゼミごとに看護や看護関連領域で興味関心のあるテーマを取り上げ、文献検索、文献クリティークに挑戦しています。
トピックゼミⅠでも取り組んできたプレゼンテーション、レポート作成については、根拠の示し方や他者への伝え方を意識し、トピックゼミⅠで作成した発表スライドを振り返ることでさらなるスキルアップを目指しています。
今回、文献クリティークに初めて挑戦しましたが、学生たちのフレッシュな感性と鋭い視点に、教員も刺激を受けています!
・トピックゼミⅢ(2年前期)では、身近な場における移動・移送について安全・安楽・自立の視点を持ち、調査を通して看護の対象となる人々の日常生活について考えています。担当教員のアドバイスを受けながら文献検索と文献クリティークを行い、ゼミごとに調査のテーマを決めています。教員も楽しみながらサポートしています!
調査テーマの一例
「視覚障がい者の歩行について」
「視覚障がい者の移動における危険と安全」
「気象と構造による移動の困難と対策 」
「洪水時における視覚障がい者の移動・移送 」
「視覚障がい者の屋内外の移動、移送の現状と問題点 」
「駅の点字ブロックの危険性と有効性 」
「車椅子ユーザーのバスでの移動について」
「車いす利用者の困難 」
・トピックゼミⅣ(2年後期)では、日常生活または社会生活における【移動・移送】に注目し、安全・安楽であり自立した日常生活を送るための支援について考えました。
実際に県内で視覚障がいを持ちながら暮らす方々を外部講師としてお招きし、日常生活を営む上での工夫点やボランティア活動の実際について学びました。
事前に調べた内容と外部講師との交流で学んだことを統合させ、看護職として求められる関わりや、一地域住民としての行動に関する気づきを得ることができました。
グループディスカッションも活発となり、発表会では学生自ら司会・進行役を務めるなど、トピックゼミⅠ―Ⅳを通して学生の成長を日々感じています。
地域貢献活動
・当講座では教員の専門性を活かしながら地域貢献活動を実施しています。
・県内医療施設の研究支援・共同研究
2021年3月から富山県立中央病院の調査研究研修会で外部講師を務めています。臨床での疑問を研究での疑問に構造化する過程や研究計画立案にあたり、研修生が思い描く調査内容を具体化できるよう支援しています。
・足趾力測定
転倒リスクの評価指標として、地域の皆さんの足趾力を測定しています。測定結果を分析することで、さらに効果的な転倒予防ケアを生み出すことを目指しています。
・日本ALS協会富山県支部活動への参加
学生ボランティア活動などを通して筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者さんやご家族のサポートを行っています。2019年度には11名の学生ボランティアが支部総会に参加し、会場の設営や受付、会員の方とコミュニケーションを行ったりしました。2020年度は新型コロナウイルス感染症の流行でほとんど活動ができませんでしたが、2021年度は少しずつ活動を再開できればと考えています。