卒業生リポート

森瀬 拓也さん
株式会社小松製作所
機械システム工学科卒業
 コマツは、建設・鉱山機械分野を中心に、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械など、幅広い機械を製造している会社です。私は油圧ショベル・ブルドーザーなどの履帯の建機の設計を担当しています。小学校の時から働く車が好きで、コマツに絶対に入りたいと考えていました。富山県立大学では1年生の頃から就職に関する科目があり、模擬面接やエントリーシートの添削など、就職活動を始める前から実践的な体験をし、継続していくことで就職活動に臨むことができます。大学での学びがすぐに社会に出て使えるかというとそうではなく、仕事に慣れ自分の仕事を持てるようになって初めて、大学の学びを実感することの方が多いと思います。勉強や研究も大切ですが、サークル活動をはじめ学校行事などに参加し、充実した生活を送ることも大切です。サークルには、先輩、後輩や中には大学の枠をも超えて交流できるものがあります。そうした交流の中での様々な人とのコミュニケーションも、社会に出てとても役に立ちますので、ぜひいろいろな経験をしてください。
山内 智晶さん
株式会社不二越
知能デザイン工学科卒業
 私はロボットと視覚装置を用いた、適応テストを行っております。適応テストとは、御客様の「こんなことがしたい」を実現可能か調査する業務です。テスト毎に内容も変わるため、柔軟に対応できる知識と行動力が必要となります。知識の面では、大学での経験が生かされています。知能デザイン工学科では機械・電子・情報の幅広い分野の基礎知識を学ぶことができました。そのため、初めての業務に対しての抵抗が少なく済んでいると感じます。例えば、プログラムや画像処理の知識は現在の業務に生かされています。それらを使って、客先でロボットが実際に稼動しているのを見たときはとても感動しました。
 また、学生時代は研究室やバイトなどを通して出会える方々から様々なことを吸収できる期間だと思います。最初は先生や先輩に煽られて買ってしまったロードバイクでしたが、真夏の立山をロードで登ったのは良い思い出です。今もロードバイクのある生活を楽しんでいます。
新井 達也さん
北陸電気工業株式会社
情報システム工学専攻修了
 私は、電子部品の製造・販売を行う北陸電気工業という富山の企業で働いています。各種センサ製品や圧電部品の開発、製造を行う事業部に所属し、現在は車のドア開閉時におけるアンサーバックなどで使用される圧電ブザーの開発に携わっています。大学では光ファイバネットワークの効率活用をテーマに、多重信号の受信・送信・変換を行う回路の製作やそのシミュレーションを日々行っていました。各種測定器や解析装置を使いながら実験に没頭できたことは、貴重な経験であり今の主業務である製品の試作や評価を行う上での基礎となっています。一方で、開発の仕事は、非常に個別的で、お客さん毎・製品毎に求められることも様々であり、大学で学んだ知識が具体的に役に立つことはそう多くありません。しかし、行き詰まった際には問題をまず細分化し、それからその一つ一つに集中し問題を解決していく、そんな物事の進め方の癖は研究を通じて培ったものであり、現在も大いに役に立っているものだと思っています。大学での4年間は自分のための時間だと捉え、自分の興味をもったこと、関わることになったものに沢山力を注いで欲しいと思います。是非大学生活を楽しんで下さい。
江蔵 拓さん
富山県新川農林振興センター
環境工学科卒業
 私は、富山県のかんがい排水事業や農地防災事業、地すべり対策事業を行う新川農林振興センターの農村整備課で働いています。この職場では富山県の東部に位置する、滑川市、魚津市、黒部市などの新川地区を中心に住民の方や農家の方を災害から守る事業に携わっています。その他にも、農地整備や維持管理、農業用水路の改修等を行っています。就職して間もないので分からないことが多く、先輩方や上司の方に積極的に質問し、様々なことを日々学んでいます。今以上、1つでも多く仕事をこなせるよう一生懸命努力しています。
 そこで、これから就職活動を控えている後輩の皆さま方に私の経験を踏まえて1つアドバイスです。就職活動をするにあたって、まず分からない事が多くあると思います。その時は、自分でよく考え、調べ、先生方に相談する事が大切です。実際に私が、希望の就職先に就けたのも恩師の指導があったからこそだと感じています。就職活動をする際に、様々な課題や悩み事が多くあるかと思いますが、そういった時は先生に一言相談してみてください。1人でやり遂げる事も大切ですが、周りの方に相談して何か新しい考えを得る事も大切です。富山県立大学の卒業生として、今後、県大生の今以上のご活躍を期待しています!
的場 翔平さん
富士化学工業株式会社
生物工学専攻修了
 現在私は、医薬品の原薬の製造と藻類が作るアスタキサンチンという健康食品に用いられている物質の大量生産を主に行っている富士化学工業に勤務しています。実際に行っている業務は、アメリカにある藻類を培養している工場で、スムーズに培養が行えるように、毎日培養タンクの様子を確認し、スケジュールを組むことです。大学では微生物を培養して医薬品の素となる新しい化合物を探索する、ロマンに満ちた研究をしていました。実際、大学時代の研究の知識が現在の仕事に生かされているので、研究室で過ごした日々はとても貴重で重要だったと強く感じています。大学という場所は自分の将来への可能性を大きく広げることができるところだと私は思います。また、近年、就活開始時期が遅くなり、卒業研究に負担がのしかかってくることもあるでしょう。しかし、本大学の生物工学科は3年生の後期に研究配属があるため、余裕をもって就活と卒業研究の両立を行うことができます。